武蔵浦和JMクリニック

美容外科・美容皮フ科・レーザー治療

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イオン導入

皮膚には異物の進入を防ぐための「バリアゾーン」があります。そのため、水分や一般の化粧品は皮膚の深いところ(角質層以下)には浸透しません。

イオン導入とは、皮膚に弱い電流を 流して、普通は通過することのできない皮下のバリアゾーンを弱めて、イオン化されたビタミンCなどの化粧品を皮膚の下に浸透させようとするものです。当院では高濃度リン酸 ビタミンC誘導体(7%ビタミンC)を使用していますが、この場合、外用に比べて最大197倍 高濃度で浸透するため、もっともイオン導入との相性が良いとされています。

所要時間は5分。単独でも効果がありますが、ケミカルピーリング後は肌が柔らかくなっている
ので効果的です。

適応

  • レーザーなどの外科的治療が適応とならない疾患(ニキビ、 肝斑など)
  • 接触性皮膚炎による色素沈着(熱傷、外傷、化粧かぶれ後の色素沈着)
  • 毛細血管拡張症
  • 摩擦黒皮症(ナイロンタオルによる色素沈着)
  • 外科的治療後の色素沈着(レーザー、ドライアイス圧低法、皮膚剥削法)

効果

高濃度リン酸ビタミンC誘導体ローション塗布に比べて10~70倍はいります。 週1~3回で、2~3週間で効果があります。ホームケアの徹底、具体的には朝晩二回の洗顔後のリン酸ビタミンC誘導体の外用との併用が有効です。もちろん日常の紫外線ケアをすることが重要です。

ビタミンCの働き

  • アミノ酸の生合成に関与する
  • 副腎皮質ホルモンの分泌を助ける
  • 結合組織でコラーゲンを生成する
  • メラニン細胞からのメラニン生成を抑制し、還元漂白作用を示す
  • 好中球の出すハイドロキシラジカルを軽減する

ケミカルピーリングやフォトフェイシャルによる光治療を行った直後は、角質がピーリングされてイオン導入による薬剤の吸収がさらにアップします。そのためケミカルピーリングやフォトフェイシャルとの併用療法によりさらに効果が高まります。

副作用

通電部分は、施術後数分から数十分発赤が生じる場合がありますがその後消失します。
ピーリング後はピーリングの副作用が現れることがあります。

導入剤の種類と効果

  • ビタミンC:色素沈着 にきび
  • Hエッセンス(ヒアルロン酸100%の保湿液):皮膚の真皮層に作用し、 小ジワやたるみに効く
  • Mジェル(保湿ジェル):ピーリング後の肌の沈静化

費用

  • 1回5,400円
  • ケミカルピーリングと併用した場合は+8,640円

よくある質問

Q1.イオン導入は、痛みはありますか?

痛みはないですが、ピリピリ感を感じる方がときにいらっしゃいます。微弱な電流であり、 人体に悪影響はありません。特に電気刺激に敏感な方には、低めに設定しますので心配はありません。

Q2.紫外線にあたり日焼けすることが多いのですが、イオン導入は 受けられますか?

イオン導入はケミカルピーリングやレーザー治療と違い、日焼けをしていても治療可能です。 ビタミンCが紫外線による肌のダメージを予防します。

Q3.ビタミンCは濃度が高い程良いのですか?

ビタミンCはある一定以上の濃度がなければ、効果が期待できません。しかしながら濃度が高くなり すぎると肌への負担が大きくなってしまいます。最適な濃度が大切です。

Q4.ビタミンCを経口摂取するのとイオン導入はどう違うのですか?

ビタミンCには活性酸素を抑える作用や傷の修復作用などの全身作用があり、 ビタミンC(1日3g程度)を経口摂取することをお勧めします。しかし、口から大量に摂取してもお肌に作用するのはごくわずかですので、お肌に対する効果をみると、ビタミンCのイオン導入は経口摂取に比べ、格段の効果が あります。経口摂取とイオン導入の併用が理想的です。

Q5.ビタミンCは乾燥すると 聞きましたが本当ですか?

高濃度ビタミンCは、使用直後は肌が乾燥します。長期的には肌のヒアルロン酸や エラスチンが増えるために水分保持力がアップします。当院の導入液はとアミノ酸配合ですので、高濃度ビタミンCですが乾燥することは少ないようです。